“勘”ピューター内蔵露出計
『夕暮れ』ライカM6TTL ズミクロン50mm ネガ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
久しぶりに(株)クロマートへフィルムを取りに行く。遅い時間になってしまったので上釜氏には会えず残念。
ニコンUsを使うようになってから“勘”ピューター内蔵露出計に狂いが生じ始めて、露出が暴れる。
たくさんのカメラを持っているので、カメラが不調にならないように順番に使うようにしている。
で、カメラに内蔵してある露出計には大なり小なり癖がある。それを“勘”ピューター内蔵露出計を用いて補正しながら撮影するのであるが、カメラの癖が大きいと“勘”ピューターとの露出に差が生じてしまうので、『露出が暴れる』ことになる。
一度、『露出が暴れ』だすと自分の“勘”ピューターもカメラの露出計もどちらを信用していいのかわからなくなってしまい、しばらくはパニックになる。
“勘”ピューターの補正には結構手間がかかるのだ。
こういった“勘”ピューター内蔵露出計の狂いは、複数台のカメラを順番に使うことによって生じる合併症であるから、日ごろから気に入った信頼できる1台だけを使っていれば予防することができる。
写真をフィルムに焼き付ける原理で大切なのは絞りとシャッタースピードの関係、おまけの味付けにレンズ、最も重要なのは感性であるわけで、つまりカメラを複数台所有する必要はないのである。
僕のような重症カメラ機症候群に陥らないことが大切だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『露出が暴れ』とはどういうものかというと、、、、
僕はいつもネガを現像してもらうと必ず“ベタ焼き”(コンタクトシート)を焼いて貰う。
ベタ焼きは、フィルム1本を一枚のプリントにするので、焼き付ける時の光も一緒、時間も一緒なので各コマの露出のばらつきは一目瞭然である。
露出がきっちりあっていると、それはもう、一律にきれいなベタが見られる。
ばらつく時は妙に明るかったり、妙に暗かったりのオンパレードになるわけだ。
しばらくはじっくり静養する必要がありそうだ。
人気blogランキングへ