持論:ネガの段階露光について~長いよ~
注)デジタルミニラボシステムーフロンティアーとは、ネガやポジを機械に取り込みスキャナーしてプリントするシステムです。本来いうところのプリント(印画紙にフィルムを透過した光を感光させる“手焼き”)とは別物です。
つまり、適正な露出で撮影されていないネガを無理やり同じになるようにプリントしただけなのです。もちろん、これだけ露出に差があるフィルムでも同じにプリントできてしまうということからもネガのラチチュードの幅は驚異的ではあります。
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昨日の逆光写真。
カメラの露出計どおりに撮影すると、夕日を測光してしまうので日陰部分は真っ暗に写ってしまいます。逆に日陰部分を中心に撮影すると空や夕日が白く飛んでしまいます。
明部の露出と暗部の露出を露出計で計り、その明暗差とネガのラチチュードを照らし合わせてちょうど良くなる露出(適正露出)をはじき出します。
デジタル一眼レフでは、撮影直後にモニターで確認できるのでその場ですぐに撮り直しができますが、フィルムカメラではそういうことが出来ないので、明暗差の大きな被写体の場合など“適正な露出”を得ることが難しい場合は、段階露光を行います。ポジではラチチュードの幅が狭いので、段階露光はよく行われます。
前置きが長くなりましたが、、、、、
僕はネガでも適正露出決定が難しい場合、段階露光をします。
コンタクトシート(ベタ焼き)を焼く場合は、すべてのコマが同一光源で同じ露光量で焼き付けられますので、ちゃ~~~んと段階露光した露出の差が現れます。
わかりにくいかとは思いますが、上から下に向かって露光がマイナスに向かっています。
つまり、適正な露光量で撮影するということは、ネガであっても必要なことで、段階露光は有効なのです。
今回は、段階露光とネガでの有用性について、持論を展開してみました。
それは違うだろう、、、という方もいるかもしれませんが、あしからず(汗)。
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