つづき、、、
フィルムのベロを出しましたら、リールに巻き易いようにフィルムの先端を切り落とします。
ちなみに、このフィルムは見本用に処分してもいいフィルムを使用しています(実際に使うのはモノクロネガですが、上記写真で使っているフィルムはカラーネガフィルムです)。
次に、リール中心部にフィルム先端を挿入し、半回転ほど巻き込みます。
ここまでは、明るい室内で行っておきます。
ここから以下の作業は、このようなダークバック(暗袋)内で作業します。
半回転ほど巻き込んだリールと、はさみ、現像タンクをダークバック内に入れて、光が漏れないようにしっかりとチャックを閉めます。
ダークバック内に作業スペースを確保するため、100円ショップで買ってきた折りたたみ式の小さな棚を中に入れ、その下で作業するとやりやすいですよ。
ダークバック内でこのようにフィルムをリールに最後まで巻きましたら、フィルムケース直前でフィルムをはさみで切ってしまいます。
フィルムケースを切り取りましたら
このようにリールをタンク内に収めて、
蓋をします。ここまでしたらダークバックから外へ出してもOKです。
この時の蓋のまん中に開いた穴から順次、現像液・停止液・定着液を流し込みます。
各液を流し込んだら規定時間、タンクを振ったり静置させたりするのですが、タンク内の液が漏れないように、まん中の穴にさらに蓋をします。
各液の調合の仕方や、時間などは書店にて販売されている参考書などをご確認ください。
各工程が終了しましたら、最後に水洗し、乾燥して終了です。
大まかな流れのみ提示しました。
文章にすると難しく感じますが、実際にやってみるととても簡単ですし、自分で撮影したフィルムに像が映し出されるんですから楽しいですよ。薬液を準備する時間は含まずに、リールにフィルムを巻いて最後の水洗までにかかる時間は、慣れてしまえば20分ほどで作業を終えることが出来ます。
薬液の調合もそれほど難しくはありません。料理を作るほうがよっぽど難しいです(笑)。
必ず守ることは、フィルムを薬液につけておく時間と温度です。
あと、素手で作業すると手がとても荒れてしまいますので、薄手の防水手袋をされるといいと思います。