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今日もお散歩日和

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つたない話題とつたない写真で、のんびり更新です。

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久しぶりにドジった。オリンパス55mm f1.2

レンズ分解も慣れてきて修理教室の課題も早くこなせるようになってきた。
講座終了2時間前に課題が終わってしまったので、残りの時間を利用してOM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-S 55mm F1.2のヘリコイドグリス交換を始めた。

ずいぶん前に行きつけのカメラ屋さんで、OM-1とケース付きで買ったもの。

レンズが茶色に変色していたので試しに測定してみると、
久しぶりにドジった。オリンパス55mm f1.2_e0057916_23343956.jpg

メーター振り切り。

写りには定評のあるレンズだけど、長時間身近には置いておきたくないなぁ。

久しぶりにドジった。オリンパス55mm f1.2_e0057916_23405231.jpg

なんだ、かんだと分解して写真を撮る余裕がなかった。
上の写真は組み立て途中のもの。

通常、内・中・外とあるヘリコイドを組みつけた後で外側から直進キーを挿入・固定するのですが、このレンズは直進キーが内側から固定されているという変わり種。
どうやって分解するのか、いじっているうちに内ヘリコイドが抜けてしまった~~。

一応、無限位置と締め付け位置はしっかり卦がいていたので慌てはしなかったのだけど、なんせ初めて見る構造。
これには参りました。

結局、名人T先生に組み付けを見せてもらいました。
まるでマジシャンがマジックを披露するかのような手さばきでヘリコイドを組んでいく様には驚きました。

まず中・外ヘリコイドを規定位置に組んだ後、中ヘリコイドを1周緩め、そこに内ヘリコイドを本来組まれる位置から180度反対の位置に合わせて中ヘリコイドを締めていくと、内ヘリコイドがスルスルと引き込まれていく。

レンズ分解の知識のある人にはわかるけど、知らない人にはチンプンカンプンですね。すみません。

名人T先生がおっしゃるには、
「解放F値が大きいとレンズも大きくなってしまう。可能な限りレンズが大きくならないようにするために直進キーを内側から固定するように設計したのでしょう。」
ということで、こういった構造のレンズは良くあるそうです。

結局、教室終了時間が僕のために1時間近く延長されてしまい、ご迷惑をおかけしました。反省。

ただ、個人的には目の前で個人レッスンをしていただいたようなものですから先生の妙技を見ることができて満足でした。

色々な種類のレンズを分解してさらに経験を積んでいきたいですね。
by redbadgee | 2013-09-10 00:07 | カメラ

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